リカーさんの体験談   

投稿者:リカーさん

これは2年前の夏、まだ私が大学生だった頃の話です。

当時東京の大学に通っていた私は、内地出身の友人Aのたっての願いで、

北海道車旅行のナビゲーターを買って出ることになりました。

夜通しのドライブ、オール車中泊など、かなりの強行軍でした。

ちなみに、旅行目的はかなり特殊なものでしたが、ここでは詳しく述べません。

 

その日は、次の日に三国峠のMという所に行く予定だったので、

R39から三国峠に入り、Mの近くのパーキングで車中泊するつもりでした。

三国峠に入ったのが、夜中の1時過ぎだったと思います。

「北海道の動物が見たい」というAのため、車は徐行並みのスピードで進んでいきました。

それで、目的のパーキングにつくまで、1時間以上たっていました。

折から降り出した雨が、大降りになっていきました。

「さて寝るか」と思い、シートを倒そうとすると、「ブーーン」という車が峠を下ってくるような音が聞え、

それから少しして「バタン」という車のドアを閉めるような音が聞え、私とAはハッと飛び起きました。

周りには車などありません。雨足はますます強くなっていきます。

私は「ここにいてはまずい」と思い、Aに発車するよう促しました。

私は、峠を抜けてN湖の方まで行こうかと思っていましたが、日程も押していたので、

次のパーキングで泊まることにしました。

実は私は、R39のS峠が心霊スポットだということは知っていたのですが、

N湖もまたそうだとは知りませんでした。そのとき行かなくてよかったと思っています。

この日この体験をする前、網走で夕食を済ませた私達は、疲れていたAにかわって、

ペーパードライバーだった私が運転し、西に向かっていました。

北見を経て、K町の農道を走っていたとき、周りに何も無いところの信号機に引っかかりました。

すると、後ろから「ドゥルッ・ドゥルッ」と、ヤン車っぽいエンジン音が聞えてきました。

「嫌だな」と思い、バックミラーを見ましたが、そこにはなにもありませんでした。

このときは、何も気に留めることなく過ごしたのですが、後で思うに、

このときの見えない車が、パーキングまでついてきたのでしょうか。

ちなみに、エンジン音が聞えたとき、頭の中にはRV車の映像が浮かんでいました。