華月さんの体験談   

投稿者:華月 さん

もう2、3年前の話になりますが、彼の家でたわいもない話をしていた時の事です。

 

突然彼の顔、目と目の間にもう一つ目があることに気付いた私は、

ついその目に気を取られて彼の話に返事をしませんでした。

もともと霊感体質だと知っている彼はそんな私の態度をおかしく思い、

「またなんか見えたの?」

と苦笑いを浮かべながら聞いてきました。

 

言おうかどうか一瞬迷いましたが、正直に言ってしまおうと思い今見た事をそのまま伝えました。

目と目の間に縦になった目があった事、よく見ていると、目だけではなく顔全体もはっきり見えた事。

彼の顔がみるみるうちに青ざめていくのがわかりました。

彼の次の言葉で私も少しびっくりさせられる羽目になるのですが・・・。

 

「俺、その子知ってるかもしれない・・・。」

それからたまにですが、彼の部屋の窓にその女性が映っていたりしたこともありましたが、

特に危害も無いのでそのままにしておきました。

彼女のこともすっかり忘れていたある日、彼の家で大学時代の写真を見ていた時の事です。

その中の一枚を見て私は愕然としました。

そこにはあの時の彼女が楽しそうな笑顔で写っていたのです。

私は思わす声を上げて

「この人!この人だよ!」

と、まくしたてたのです。

彼は静かに

「やっぱりなぁ・・・。俺もそうじゃないかな?ってあの時思ってたんだ」

と悲しそうな顔でその時の事を思い出していたようでした。

聞くと、その彼女は大学卒業後東京の方に行ったそうなのですが、

今となっては一切の連絡が取れなくなっているようなのです。

もちろん生死もわかりません。

実家のほうにも一度も帰ってないそうなのです。

その後に一度姿を見せてくれただけで、今はもう彼女に会っていません。

元気に過ごしている事を祈るばかりです。