心霊ストーカー軍団

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悪い大人は通ってはいけない! 〜子供の霊が走り抜ける裏道〜

Jr@心霊ストーカー軍団  at2002.04.xx

ジャンル:心霊スポット  探索メンバ−:Jr.

情報提供:村のA子さん、B子さん、C男さん、D男さん

※本件についてのお問い合わせはご遠慮願います。

 

昭和××年、ここ○○村で年に一度のお盆祭りが開催されました。

この村を離れ、方々に散った懐かしい顔ぶれが一同に会します。

『いよぉ!えらく久しぶりだったなあ、元気でやってるかい?』

『まあ、ボチボチだべ、家族が食う分には困らない』

『そっかあ、とりあえず安心した、まま、飲めや飲めや!』

『おいおいかんべんしてくれよ、昼間っからあんまり飲みすぎると墓参りに行けなく、、、』

『心配すんでねって!後で俺が代わりに行くって、がっはっはっは』

昼間だというのに、村のあちこちで宴が開かれます。

 

再開を喜んでいるのは、子供も同様です。

『ねえねえ、札幌の学校って大きいの?』

『大きいに決まってるさあ、5年生って4組まであるんだぜ』

『うわスゲ−!』

『勉強むずかしくない?』

『うん、宿題が多くてイヤんなっちゃうよ』

『夏休みの宿題は?』

『これから。まだ花火大会まで時間あるからさ、みんなで昆虫採集に行こうよ』

『さんせ−−−い!!』

子供たちはこの裏道を通って、山へ集合しました。

『なあ、セミは札幌にもいるからさ、もっと珍しいのいないかな?』

『じゃあ、もっと山奥へ行ってみよう、探検だ!』

山は奥に入るほど子供たちの探究心をくすぐり、やがて時が経つことを忘れさせてしまいます。

夕刻、まだ薄暗いから大丈夫と思っていても、山の日暮れは早いものです。

山を下り、ふもとに達する頃には、あたりはすっかり暗くなってしまいました。

この狭い裏道を、駆け足で帰宅する子供たち。

地元の子に比べ、やや体力の劣った札幌の子、徐々に先頭集団から引き離されます。

『お〜い、みんなあ、待ってくれよお、はあはあ、、、』

『何やってんだよ〜、早く来いよお』

『そんなこと言ったって、、、』

『じゃあ、あとでお祭りで会おうぜ〜』

『分かった〜、じゃあ後でなあ』

『したっけ!』(管理人追記:北海道弁で、「さようなら」のこと)

この言葉が最期の別れとなりました。

とぼとぼと一人夜道を歩く小学生、すっかり疲れきって、ボ−っとしていたのでしょう。

そこを猛スピ−ドで走り抜ける一台の車が!

 

、、、お祭り会場、出店が並び、人で溢れかえっています。

『なあ、アイツ何やってんだ?』

『さあ、後で来るとは言ってたけど』

そのときです、何年ぶりのことでしょう、村の救急車が出動しました。

なんだなんだ、事故か?事件か?それとも病人か?

滅多に聞くことのない、村の救急車のサイレンの音です、村民がざわついています。

みなサイレンの鳴る方へ耳を傾けていました。

それはお祭り会場から、さほど遠くない所で鳴り止みました。

『あれっ、あの方角って、、、!?』

『行ってみよう!』

子供たちはさっきの裏道へ向かいました。

そこにはやはり救急車があり、変わり果てた友の姿と、呆然と立ちすくむドライバ−がいました。

ドライバ−は重度の飲酒運転で、この裏道を猛スピ−ドで走っていました。

さらに災いだったのは、昼間の探検で疲れきっていた小学生、

この子とドライバ−の双方がお互いの存在に気付くのが遅れた、ということです。

もし、子供が車の爆音に気付き、仮に道路から畑にでも飛び込めば、

最悪の事態は逃れられたはずです。

しかし後悔先に立たず、ドライバ−は現行犯逮捕、子供はほぼ即死。

お祭りム−ドから急転、村は深い悲しみに覆われました。

 

、、、という事件が過去にあったのだ、と私のお店の常連客数名から話しを聞きました。

更に続きがあります。

A子 『でね、アタシあの道は夜は絶対通らないの、その子の幽霊が出るんだもん』

B子 『そうそう、アタシもA子ちゃんち行く途中見たよ、子供が夜一人で走ってるから、

   こんな時間に?と思って振り返るといないんだよね、怖〜い!』

C男 『俺もタクシ−ドライバ−やってるけど、どんなに近道でもあそこは通らないな』

D男 『C男さんの場合は、遠回りして単にメ−タ−上げたいだけなんじゃないの?』

C男 『違うって!全身血だらけの男の子が、目の前に突然表れて、危ない!って、

   急ブレ−キ踏んだら、もういなくて。危うく単独事故起こしそうだったよ』

D男 『俺は何度も通ってるけど、幽霊は信じないから。あ、Jr君は注意した方がいいよ』

Jr 『へ?何でですか?』

A子 『またまた〜、とぼけちゃって。心霊写真撮影とか、悪趣味なことやってるんでしょ?』

Jr 『ええ、まあ。でも僕の場合は廃墟がメインで、今はすっかり霊感弱くなったものですから』

B子 『でもさ、仕事柄、夜中遅くにあの道通ることもあるでしょ?』

Jr 『ありますよ。僕は今は幽霊はほとんど見えなくなったけど、でもこのお話は信じてますので』

 

後日、D男さんがやってきました。

D男 『あ、こないだの話しだけどさ、あれ多分、ほとんどの人は見たことないと思うよ』

Jr 『ええ、僕も話の途中からそう思ってました』

D男 『だって、A子とB子とC男だろ、見たことあるの』

Jr 『で、轢いたドライバ−が飲酒でしょ』

話をまとめますと、亡くなった子供の霊は今でもお祭りに行きたがっている、

それを邪魔した悪い大人を恨んでいる、と思われます。

本人を目の前にして言えなかったことですが、A子、B子は手クセが悪く、

バイト先の売上金に手をつけては解雇の繰り返し。

C男はマ−ジャンのイカサマ(すり替え、積み込み等)の名手です。

一口に悪いことと言っても、許されるのと許されないレベルがあると思います。

人を騙して、それを自分の得にするというA子、B子、C男の場合は間違いなく後者でしょう。

悪い大人は決してここを通るなかれ、純粋な子供の全身の怒りがふりそそぐことでしょう。

 

では私はどうなのか、自分を占ってみました。

夜の撮影なので、ちょっとピントがボケています。

向かって右側に件の山があります。

さすがに山奥までは怖くて行けません。

数個のオ−ブ(?)以外は特に何も写ってないように思えます、果たして私は良い大人なのでしょうか。

と、油断してたら変な写真が撮れました。

左はただのピンボケとしても、右はさらに下半分が白くもやってます。

さらにその帰り道、また車のバッテリ−がトラブってしまいました。

どうやら私も悪い大人だったようです(爆)

 

---------- Fin ----------


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