特集 遠野物語を行く
明治四十三年(1910年)六月。
柳田国男が35歳の時に自費出版により世に送り出された岩手県は遠野市の物語です。
作者 柳田国男は明治四十二年の二月、遠野の人佐々木氏より遠野の物語を聞くことになる。
それ以降 毎晩佐々木氏を訪ねてはこの物語を聞き、それを一字一句加減することなく感じるままに書きつづけた。
彼は思いました。遠野にはこの類の物語がまだまだあるはずだ、と。
もっと聞きたい、柳田国男は切望した。
柳田邦夫が遠野をはじめて訪れたのはその前の年の明治四十二年八月のことでした。
(時代背景としては同月、日本は韓国併合 に関する日韓条約を結びました。)
”国内の山村にして遠野よりさらに物深きところにはまた無数の山神山人の伝説あるべし。
願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。”
明治42年8月、彼は遠野を訪れた。花巻より40キロほどの路上には町場が三箇所ほどあれど、
その他はただ青い山と原野ばかりであった。
民家の煙も少なく、北海道の石狩の平野よりも少ないのではと思えるほど。
国男は、駅亭の主人から馬を借り、一人で遠野を巡ることに。
そして柳田国男の遠野の旅ははじまりました。
遠野物語の中にはおもしろおかしいような物語も含まれてはいるようですが、
当サイトの性格上”怪談”としての遠野物語をお送りしたいと思います。
暑い夏の夜をどうぞ涼しくお過ごしください。
追記
遠野物語は各出版社より文庫本やハードカバーで販売されております。(大体400円以下で買えます)
興味を持たれた方は一度読んでみてはいかがでしょう?
写真つきのレポートを読みながらその場所に行った気になってみるのもいいかもしれませんよ。